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【体験談】保育士が自分の子どもを同じ園に預けてよかったと感じたこと5選

保育士が自分の子どもを同じ園に預けて良かったと感じた5つのこと

育児をしながら保育士として働こうと考えたとき、自分の子どもをどこに預けるのがいいのかという問題にぶち当たる人は多いのではないでしょうか?

「子どもの送迎+自分の出勤の時間を短縮したい」という理由で、自分が保育士として働く園に我が子を預けようと考える人も多いと思います。

子どもの通う園と自分の職場が遠いと、それだけで結構な時間を使ってしまいますよね。

でもそれよりも1番に思い浮かぶのって“そんなことをしたら働きづらくなるのでは?”ということではないですか?

結論から言いますと、私は一緒に通勤・登園ができてとても助かりました。同じ園に預けて本当に良かったです。

自分が働く園に子どもを預けるメリット
  • 通勤時間の短縮
  • 子どもの様子をチェックできる
  • 同僚にかわいがってもらえる
  • 子どもの体調不良にすぐ対応できる
  • 子どもの行事で休みを取らずに済む

反対に、デメリットかなと感じたこともあります。

自分が働く園に子どもを預けるデメリット
  • 同僚(とくに後輩)に気を遣わせる
  • 低年齢だと「ママ」と「保育士」の区別がつかずかわいそうな場面がある
  • 自分だけリフレッシュ休暇をとるのは難しい

このようにデメリットもありましたが、私にとってはメリットの方が大きかったです。

ただ、必ずしも全員に当てはまるわけではないので要注意!

どんなところに気を付けたらいいのかを説明していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

この記事はこんな人におすすめ!

  • これから保育士として働く(復帰する)が、子どもの保育園選びに迷っている人
  • 同じ園に子どもを預けられる保育園を探して就活中の人
  • 同じ園に子どもを預けて、他の保育士に嫌味を言われないか気になる人

今悩んでいるあなたのきっかけになれたら嬉しいです(^^)

目次

自分の働く保育園に子どもを預けることはできる?

まずは、そもそも自分の働く保育園(幼稚園)に子どもを預けることができるのか?という問題です。

結論から言うとどこでも受け入れてくれるわけではなく、可能な園と不可能な園に分かれます。

その園の方針によって決定しているものだと思いますので、各園に問い合わせるのが確実です。

最近は保育士不足で困っている園も多いので、同じ園に子どもを預けるのを良しとしているところも増えてきている印象です。

学生時代の友人が子どもを預けている幼稚園から「お母さん、一緒に働かないですか?」と直々に声がかかったなんて話もちらほら聞きます。

転職サイトを見ていても、「お子さんを同じ園に預けて働けます!」という文章を見かけることがあるので、要チェックですね!

同じ園に預けるメリット

冒頭にも書きましたが、私が思うメリットの説明をしていきます。

自分が働く園に子どもを預けるメリット
  1. 通勤時間の短縮
  2. 子どもの様子をチェックできる
  3. 同僚にかわいがってもらえる
  4. 子どもの体調不良で休みやすい
  5. 子どもの行事で休みを取らずに済む

通勤時間の短縮

これは1番大きなメリットだと思います。

朝のバタバタした時間ってすごく貴重ですよね。

保育士の勤務時間は、固定の場合もありますがシフト制になっているところが多いです。

だいたいどの園も開園時間は朝7時~夜19時。

職員で早番・遅番などを平等に割り振っています。(パートさんが朝の3時間だけ勤務するような園もあるようで、その場合は固定時間になるかもしれません。)

早番に当たっている日の朝は時間との戦いです!

子どもを通園している保育園に預けてから自分の園に出勤するのは、よほど双方の距離が近いか車がないと厳しいと思います。

同じ園に預ける場合はこの時間が半減できるといっても過言ではありません。

そう考えるとメリットとしてはとても大きいですよね!

子どもの様子をチェックできる

子どもがどんな様子で過ごしているか、泣いてばかりいないか、食事はしっかり食べているか。

我が子と離れている間のことはどんなことでも知りたいし、実際に少し姿を見るだけで安心できるものです。

自分の子どもとはクラスを離される場合はほとんどだと思いますが、それでも陰からチラッと見れるだけで安心度は全然違います。

体調が微妙だけど休むほどではないというときにも、何かあればすぐに駆け付けられるというのもポイントですね。

子どもの様子をずっと見ていられるわけではないにしろ、同僚の保育士たちがちょっとしたエピソードを伝えてくれることで安心して働けます。

同僚にかわいがってもらえる

もちろんすべての子どもに平等に関わるのは大前提ですが、一緒に働く先生の子どもというのはちょっと特別感を持つ人も多いかと思います。

前述したように、ちょっとしたエピソードを教えてくれることが多いです。ということは、それだけよく見ていてくれているということですよね。

「こんなおもしろい会話をした」「お友達とこんなことをして遊んでいた」などと、たわいもない話ではありますが教えてもらえるだけで親としては嬉しい瞬間です。

一緒に遊んだり、抱っこなどのスキンシップをとるだけではなく、いけないことをして叱られた時も含めてよく見てくれているなぁと感じました。

子どもの体調不良にすぐ対応できる

世の中にはまだまだ、子どもの発熱など体調不良を理由に仕事を休むのをよく思わない人がたくさんいます。

実際に、私が働いていたときに「上司にまた熱出たの?って嫌な顔されました。」というお母さんたちを何人も見てきました。

保育園側としては、発熱して辛そうな子どもが早く迎えに来てもらって安心してもらいたいのはもちろん、感染症(インフルエンザなど)の可能性もあるので他の子への感染予防のために早めに迎えに来てほしいもの。

その点を踏まえると、同じ園に子どもを預けていた場合、熱が出たと分かると「もうあとのことはいいから早く迎えに行ってあげて!」と言ってくれる場合が多いのではないかと思います。

もちろん職員が1人減ってしまうのは、その分他の保育士の負担が増えるので大変なのですが、子どもが同じ園内で発熱しているのに引き留める園はそうそうないでしょう。

子どもの行事で休みを取らずに済む

休むと他の保育士に迷惑をかけてしまうのでは?と気になってしまうこの仕事。

でも、同じ園だと行事の際に「今抜けて見てきていいよ~」と言ってもらえる可能性があります。

貴重な有給休暇を使わずとも子どもの行事を見られるなら、それはありがたいですよね。(もちろんすべての園がそうとは限らないですが)

ただ大きな行事の時には、母親としての参加は難しいと思います。

運動会や発表会などで子どもの出番の時だけ見させてもらうのは可能かもしれません。

ですが、一緒に親子競技に出場したりビデオカメラでしっかり撮影するなどはできない場合もあるので、この点はメリット・デメリット、どちらと捉えるかは人それぞれになってきます。

同じ園に預けるデメリット

ではデメリットも見ていきましょう。

自分が働く園に子どもを預けるデメリット
  1. 同僚(とくに後輩)に気を遣わせる
  2. 低年齢だと「ママ」と「保育士」の区別がつかずかわいそう
  3. 自分だけリフレッシュ休暇をとるのは難しい

同僚(とくに後輩)に気を遣わせる

これは育休をとって復帰したとき限定ですが、先輩の子どもの担任をするって後輩からしたら気を遣いますよね。

そんなに大きなデメリットではないですが、私も実際に新人さんに我が子を担当してもらったので、気を遣ってくれていて申し訳ないなと思ったことが何度もありましたし、自分が逆の立場だったら嫌だなと思ったりもしました。(笑)

先輩や同期の保育士なんかは、とくに気を遣ってはいなかったと思いますが。

新しく就職する先に子どもを預ける場合だと、母親がその職場では新人保育士に当たりますので、とくに気にする必要もないかと思います。

ただ気になるのは、あまりよく思わないベテラン保育士なんかがいるんじゃないかな?ってところですよね。

これはもうどの園にも1人はいると思っておくのがいいと思います。

子どもが小さいうちは「ママ」と「保育士」の区別がつかずかわいそう

1歳くらいの場合だと、人見知りをする子も多いはず。知らない場所では母親のそばを離れないのも結構あるあるですよね。

もっと小さい赤ちゃんだったりある程度大きくなってからだと、このデメリットが気にならない可能性もあります。

でも、育休明けや新たに働こうと決めるのって1歳前後が多いのではないでしょうか。

園長の配慮であまり顔を合わせずに済むクラスに配置してもらえる場合もありますが、もちろんそうじゃない場合も。

1歳前後の子どもだと、「ママ」と「保育士」の区別は難しいです。

他の子を抱っこしたり一緒に遊んでいるのを見てヤキモチを妬く子もいますし、家と同じように甘えて離れられない子もいます。

ここで大事なのは、子どもが理解できなくとも繰り返し伝えることだと私は思います。

たくさんいる子たちの中で自分の子どもが1番可愛いのは当たり前。

でも仕事としてお金をもらう以上はプロであると意識をして働きましょう!

この時の態度で、周りの保育士にどう思われるかが変わってきます。

実際に我が子ばかり膝に座らせている保育士を見たことがありますが、保護者からもクレームが入っていました。

どんな仕事でもメリハリが必要ですね!

自分だけリフレッシュ休暇をとるのは難しい

いくら子どもと関わるスペシャリストとはいえ、保育士だって人間です。たまには一人でゆっくりしたいですよね。

ですが、子どもだけを登園させて、自分はゆっくりするために休みますとはなかなか言えないと思います。

1人保育士が減るだけで大変さが変わってしまうので、リフレッシュのために休みはとりづらいです。

その点はデメリットだと思います。

もちろん、休みを取りやすい園もあるとは思いますので、そのあたりは働く前に確認しておくことをおすすめします!

【体験談】実際に同じ園に預けてみた感想

私は近くに頼れる人がおらず、送り迎えなども夫婦で協力してやらなくてはならなかったので、同じ園に預けて正解だったと思っています。

朝や帰りの送迎が出勤とは別だったとしたら、もっと生活に余裕がなくなっていたでしょう。

職場が歩いて通える距離だったこともあり、慌ただしい毎日の中で子どもとお散歩を楽しむように通えたこともいい思い出になりました。

また、1歳前後で入園した我が子は、私がエプロンを付けている間は近寄ってくることが少なく、小さいながらに理解をしてくれていたのかと思います。

時にはヤキモチを妬いて泣くこともありましたが、ほかの保育士たちの配慮があり、特別に泣き止むまで抱っこさせてもらったり、他の遊びで気をそらせられるように誘ってくれたり。

ただ私の中でも、職場復帰・子どもの入園にあたって自分の中で決めていたことがあります。

  • 他の家庭と同じように園のルールは必ず守る
  • 多少のトラブルやちょっとしたケガに神経質にならない
  • 子どもが同じ室内にいるときは、なるべく自分からは近寄らない
    (もしどうしても離れられない場合は、他の子たちも一緒に遊べるようにして親子だけで過ごすことがないようにする)

この3つはしっかりと意識して働くようにしました!

働きづらくなるかな?という不安もありましたが、みんなに可愛がってもらって子どもも楽しく通えていたと思います。

ただそれは、私がある程度の年数勤務していて、同僚との関係が出来上がっていたからかもしれません。

なので、これから働き始めるという方は、ぜひ先ほど述べた3つを意識してみてくださいね!

他の園に預けるメリット・デメリット

では他の園に預けた場合も考えてみましょう。

子どもとは別の園で働くメリット
  • 気を遣わなくていい
  • 意見などを保護者として伝えられる
  • たまには自分だけ休みを取ってゆっくりできる
  • 仕事の時間と、母親としての時間にメリハリを付けられる
子どもとは別の園で働くデメリット
  • 通勤時間と送迎に時間がかかる
  • 子どもの体調不良で連絡が来てもすぐ対応できない

もちろん違う園に預けるメリットもたくさんあります。

なにか腑に落ちないことがあったときも、自分が働く園でなければ保護者として言いやすいですよね。その点は、自分の園だとグッとこらえなくてはならないことも多いと感じます。

子どもが通う園で働いてよかった!

どちらにもメリット・デメリットはありますが、働きなれた職場だったこともあり、私は自分の働く園に子どもを預けて良かったと思いました。

自分が働く園に子どもを預けるメリット
  1. 通勤時間の短縮
  2. 子どもの様子をチェックできる
  3. 同僚にかわいがってもらえる
  4. 子どもの体調不良で休みやすい
  5. 子どもの行事で休みを取らずに済む
自分が働く園に子どもを預けるデメリット
  1. 同僚(とくに後輩)に気を遣わせる
  2. 低年齢だと「ママ」と「保育士」の区別がつかずかわいそう
  3. 自分だけリフレッシュ休暇をとるのは難しい

別の園に預けるメリット・デメリットもありました。

子どもとは別の園で働くメリット
  • 気を遣わなくていい
  • 意見などを保護者として伝えられる
  • たまには自分だけ休みを取ってゆっくりできる
  • 仕事の時間と、母親としての時間にメリハリを付けられる
子どもとは別の園で働くデメリット
  • 通勤時間と送迎に時間がかかる
  • 子どもの体調不良で連絡が来てもすぐ対応できない

送迎や通勤を一気に済ませたいか、仕事にはメリハリを付けて余計な気を遣わずに働くか。どちらを選ぶかは人それぞれです。

どちらが正解というわけではないです。

こんな人もいるんだという参考程度に考えてみてくださいね!

自分の働く園に預けたい場合は、同じように預けている保育士はいないか聞いてみるのもいいですね。

仲間が1人でもいると、働きやすさ・預けやすさのハードルはぐっと下がると思います(^-^)

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