保育士は二度とやりたくない|辞めて迷った1年間の記録

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保育士は、もう二度とやりたくない。

そう思って辞めたのは、新卒1年目の4月でした。働いた期間は、実質1か月です。

このページを開いたあなたも、いま近いことを考えているのだと思います。

この記事は、そのあとに起きたことの記録です。

保育士を二度とやりたくないと思う理由なら、ほかの記事にたくさん並んでいます。給料が低い、責任が重い、疲れが取れない。ただ、理由を知るだけでは、辞めたあとどうなるのかまでは分かりません。

私が書けるのはその先で、辞めてから何もできなかった2か月のことも、保育以外の仕事に応募して落ちたことも、落ちて少しほっとしたことも、そのまま書きます。

計画して立て直した話ではありません。

保育士を新卒1か月で辞めてから認可保育園に再就職するまでの1年の流れ。退職、約2か月動けない時期、異業種に応募して不採用、倉庫のバイト、1か月だけの託児所、同じ託児所で8か月勤務を経て再就職

疲れているときに長い文章は読めません。上の項目から、気になるところへ直接飛べるようにしてあります。

目次

保育士を二度とやりたくない理由

保育士を辞めて別の仕事に就きたいと考えている人は、調査でも一定数います。この章は調査の数字を短く確認するだけで、本題は、辞めたあとに何が起きたかです。

保育士以外で働きたい人はいる

東京都が保育士の資格を持つ人に行った調査では、現在保育士として働いている回答者のうち、19.4%が「今後は保育士を辞め、保育士以外の職種で働きたい」と答えています。「辞めて働かないつもりだ」の1.9%を足すと、21.3%になります。

出典:東京都「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」(有効回収数18,239件)

※東京都の調査であり、全国の数字ではありません

「別の園に行きたい」ではなく「保育士以外の職種で働きたい」と答えた人が、5人に1人います。

辞めた人が挙げている理由

同じ調査で、実際に保育士を辞めた人(過去に保育士として働いた経験がある人・複数回答)が挙げた理由は次のとおりでした。

保育士を辞めた人が挙げた理由の割合。職場の人間関係31.5%、仕事量が多い23.1%、給料が安い22.1%、健康上の理由(体力を含む)20.6%、労働時間が長い18.6%
辞めた理由割合
職場の人間関係31.5%
仕事量が多い23.1%
給料が安い22.1%
健康上の理由(体力を含む)20.6%
労働時間が長い18.6%

ここに自分の状況が当てはまるかどうかは、あまり重要ではないと思っています。

私自身、あとになって「保育士そのものが嫌だったのか、あの働き方が嫌だったのか」は別のことだったと気づきました。この違いについては、記事の後半で実体験とあわせて整理します。

私が保育士を辞めた日

新卒1年目の4月半ば、朝に家を出られなくなり、その月の末で辞めました。

朝、家を出られなくなった

4月半ばのある日、支度をしている途中で体が動かなくなりました。

しばらく休ませてほしいと園に伝えて実家に帰り、母と一緒に心療内科を受診して、パニック障害と診断されました。これは私に起きたことで、個人の体験です。

このとき覚えているのは、症状のことよりも、病院に一人で行かなくてよかったということでした。母がとなりにいてくれたんです。

あとから振り返ると、この1年、私が動けたときはいつも誰かがそばにいました。

診断書と退職届を郵送した

園には、もう行けませんでした。

診断書と退職届を封筒に入れて郵送し、その一通で退職になりました。勤務した日数を数えると1か月ほどです。

辞めるまでの詳しい経緯は、この記事では書きません。園長から毎日怒鳴られるようになって、朝に家を出られなくなるまでの流れは、パワハラで限界を迎えるまでに起きたことにまとめてあります。

まだ在職中で、辞めるかどうかを迷っている段階であれば、新卒1年目で辞めるかどうかを判断するときの考え方のほうが近いかもしれません。

この記事で書きたいのは、そのあとのことです。

辞めたあと動けなかった時期

何かを決められる状態ではありませんでした。起きるのは8時ごろで、日中はDVDと漫画で時間を埋めていました。

一日の過ごし方

働いていたころは6時前に起きていたので、8時に目が覚めると、それだけで一日が半分終わったような気がしました。

やることは決まっていて、借りてきたDVDを何本も見て、漫画を読んで、終わったらまた借りに行く。その繰り返しです。

そのころは何も考えていないつもりでしたが、今になって振り返ると、考え込んでしまう時間を作らないようにしていたのだと思います。画面がついている間は、何も浮かんできませんでした。

「次どうするの」と自分自身に問われるのが、いちばん怖かったんです。

人と会っていた時間

まったく人に会わなかったわけではありません。

友達が誘ってくれれば出かけましたし、夜に長電話をしてくれる友達もいて、ご飯を食べている間はちゃんと笑っていました。

ただ、そのあとがあります。

友達と別れて家まで夜風に吹かれていると、また悲しくなるんだけどね

楽しい時間がなかったわけではないんです。ただ、一人になった帰り道で、また落ち込みました。

焦りが出てきたころ

しばらくすると、お金が底をついてきました。

親には「元気だよ」としか言っておらず、親のほうも腫れ物に触るような感じがありました。何も聞かれないことが、ありがたくもあり、申し訳なかったです。

そして親は、私が辞めたことを周りに言っていませんでした。同級生のお母さんや親戚に会うと、「仕事は楽しい?」「幼稚園の先生だもんね」と声をかけられて、そのたびに話を合わせました。

当時の私はひねくれていたので、すぐに辞めて働いてもいない娘のことを知られたくないんだ、世間体を気にしているんだ、と思っていました。

でも、もともととても口の堅い人です。娘の許可なく言ってはいけないと思っていたのか、根掘り葉掘り聞かれることから守ってくれていたのか。今はそのどちらかだったのかなと思いますが、真意は聞いていません。

また、新卒で働き始めた友達の話を聞くと、どうしても比べてしまう自分がいました。同じ春に社会人になったはずなのに、片方は今日も仕事に行っていて、片方はDVDを返しに行っています。

這い上がりたい気持ちは、ちゃんとありました。

それでも動けませんでした。気持ちがあることと、実際に動けることは別だったんです

異業種に応募して落ちた話

保育以外の仕事に応募して、落ちたこともあります。そして落ちたとき、少しほっとしました。

求人を見る目が曇っていた

コンビニに行くと、入り口のところに求人のフリーペーパーが置いてあります。

それを持ち帰るようになりました。家で開いてページをめくって、また閉じる。何日か繰り返すうちに、一つだけ気になったところがありました。

大手の求人情報会社のスタッフ職です。未経験でも応募できて、給料は保育士より数万円高い金額が書いてありました。

決め手になったのは、「楽しく働いています」という雰囲気の文言と、正社員登用ありの一行です。楽しく働いていると書けるなら人間関係もいいのかな、と思いました。募集のページに載っている写真の人たちも、みんな仲がよさそうに見えます。

遅い出社でも大丈夫、とも書いてありました。辞めた園は身だしなみにかなり厳しいところで、髪も爪も服も細かく決まっていたので、その会社が、ものすごく自由な場所に見えたんです。

ここではっきりしていることが一つあります。私が見ていたのは、給料の数字、「楽しく働いています」の一文、正社員登用ありの一行、仲がよさそうな写真、遅い出社でも大丈夫という条件。全部、求人票に書いてあることです。仕事の中身も、実際の働き方も、何ひとつ確かめていません。

追い詰められた状態で求人票を見たときに目に入った条件と、確かめていなかった条件の対比。給料の数字や「楽しく働いています」の文言、正社員登用あり、仲がよさそうな写真、遅い出社でも大丈夫という条件は見ていたが、仕事の中身や実際の働き方は確認していなかった

面接で嘘をついた

面接の前に、母に連絡を入れました。

お母さんが倒れて前の仕事を辞めたことにしようと思う。ごめんね。

先に断っておけば、少しはましになる気がしたんだと思います。今思えば、自分を正当化しようとしていただけです。

面接では、新卒ですぐ辞めた理由を聞かれました。連絡したとおりに、母が倒れて介護が必要になったこと、でも回復したのでもう働けることを話しました。

嘘です。

パニック障害のことも、朝に家を出られなくなったことも言いませんでした。診断名を知っていて診断書も手元にあったのに、どうしても口に出せなかったんです。

罪悪感でいっぱいになったのは、面接が終わって外に出たあとでした。事前に断りを入れたところで、嘘をついた事実は何も変わりません。

落ちたとき、少しほっとした

結果は、家に届いた手紙で分かりました。

封を開けて「やっぱりそうだよね」と思ったあとに来た気持ちが、自分でも意外でした。

少し、ほっとしたんです。

理由は3つあったと思います。新しい環境に飛び込まなくてよくなったこと。働いていない自分に、言い訳ができると思ったこと。そして、社会に戻るのが怖くて、働き始める日を後回しにできたことです。

不採用の通知を見て安心する人の話は、あまり出てきません。でも、あのときの私はそうでした。

ハローワークと倉庫のバイト

ハローワークにも行きました。

そこで厳しいことを言われて、内容は正しかったと思うのですが、私は「そんなことわかってるよ」と心の中で不貞腐れていました。あの時期の私に、正しい話は届かなかったんです。

そのあと自分で選んだのは、倉庫のバイト。「明日困らないお金を手に入れよう」というだけの気持ちでした。

選んだ理由ははっきりしています。人に会わなくて済むからでした。

申し込んだその日のうちに電話がかかってきて、正式に紹介してもらえることになりました。

そのとき、少しだけ自己肯定感が上がりました。誰かが「いいですよ」と言ってくれたのが、久しぶりだったからです。

もう一度保育を選ぶまで

戻ろうと決めて戻ったわけではありません。1か月だけのつもりで始めた託児所の仕事が、8か月続きました。

友達に声をかけられた

倉庫で働き始めてしばらくしたころ、友達から連絡が来ました。

知り合いの託児所が1か月くらい人が足りなくて困ってるらしいよ。時間があればバイトしてみない?

1か月ならまあいいか。そのくらいの軽さでした。

ただ、返事のあとにこう言っています。

はな

でも私なんかが受かるかな?

友達には「落ちたらごめんね〜」と言って、期待もせずに行きました。

面接というほどのものはなく、1か月の期限つきの仕事で、新卒で辞めた理由は聞かれませんでした。言われたのは「いつから来れる?」だけです。

嘘をついてまで説明しようとした場所と、何も聞かれなかった場所。同じ年の出来事です。

そこでまた、少しだけ自己肯定感が上がりました。

遠慮されない関係になっていった

保育を離れたあと託児所で働き始めたころと慣れてきたころの変化。緊張してネコをかぶり遠慮されていた状態から、自分から動いて相手に甘えてもらえる関係になるまで

始めてみたら、未練なんてないと思っていた保育の仕事が、まあ楽しかったんです。

こじんまりした園で、大それた行事もなく、のんびり過ごすことが多い場所でした。一緒に働いていた正社員の先生は1人だけで、その人も人間関係で悩んで幼稚園を辞めた経歴がありました。ベテランのパートの先生たちも、とてもやさしかったです。

最初は緊張して、ネコをかぶっていました。

それがだんだん変わっていって、おふざけをして笑うようになり、休憩の時間になると先に立ち上がるようになりました。

私がやるから、座っててください

そう言うと、先生が返してくれます。

いいのー? じゃあ甘えちゃおうかな

人数分のコーヒーを入れて、持っていく。たったこれだけのやりとりです。

でも、この「甘えちゃおうかな」が心地よかったんです。

遠慮されなくなっていました。入ったばかりのころは、私が何かをしようとすると「いいよいいよ、座ってて」と言われる側でした。立場が逆になって、しかもお互いに気をつかわずに済むようになっていたんです。

仕事ができるようになった話ではありません。人に甘えてもらえる関係を、もう一度作れたという話です。

時々感じていた発作のような息苦しさが出なくなったのは、託児所で働き始めてしばらくたってからでした。託児所で働いたから治ったのかは、分かりません。働き始めたことと、症状が減っていったことは、別のこととして書いておきます。

そこから今まで、10年以上、症状は出ていません。

派遣の続きではなく、保育を選んだ

1か月経つ前に、託児所の先生から言われました。

園長

毎日来れる?

ちょうど同じころ倉庫の派遣が期間満了になり、派遣元からは別の派遣先を紹介したいと言われていました。つまり、倉庫の続きを選ぶこともできたということです。

私は断って、託児所を選びました。

そのまま8か月、1か月と言われて入った場所で働きました。

このときのことは、あとから何度も思い出しています。辞めたあとの1年で、自分の意思で保育を選んだのは、このときが初めてでした。

流されて戻ったわけではなく、自分で選んだ、ということです。

約1年後、正直に話して採用された

託児所のアルバイトを8か月続けたころ、次の職場を考えるようになりました。

きっかけはお金です。アルバイトなのでボーナスはなく、福利厚生も正職員とは違うので、もう少しきちんと稼げるところで働きたいという気持ちが出てきました。

親を安心させたかった、というのも大きかったです。あの春、実家に帰って何もできずにいたところを見られています。「元気だよ」としか言わなかった私を、親は何も聞かずにそっとしておいてくれました。今度は、ちゃんと働いているところを見せたかったんだと思います。

もうひとつありました。託児所では担任のような役割を持つことがなく、子どもと過ごして先生たちの手伝いをする毎日です。そういう8か月を過ごしたら、担任の仕事をやってみたくなりました。やったことがなかったので憧れもありましたし、もう少し収入を増やせる働き方に移りたいという気持ちもありました。

そして新卒で辞めてから1年後、認可保育園を受けました。

面接でまた聞かれました。「なぜ新卒ですぐ辞めたのか」と。

今度は嘘をつかないと決めていました。

自分が精神的に甘かった部分もあって、つらくなって辞めました。

自虐でもあり、アピールでもありました。当時の自分を未熟だったと言い切ることで、今はちゃんと社会人として考えられる、もう同じことは繰り返さない、と伝えたかったんです。採用する側が一番気にするのは「また同じことにならないか」だろう、という計算がありました。

採用されましたが、あの答え方が採用につながったのかは分かりません。

パニック障害のことは言っていません。そのころには発作が出なくなっていたからです。

ここで一つ、書いておきたいことがあります。

体調を崩したことは、甘さではありません。

あの面接で私が言ったのは、当時の私が選んだ言い方です。もしあなたが同じ状態にいるなら、「自分が甘いから動けない」と受け取らないでください。

これからの仕事をどう選ぶか

何が合わなかったのかで、次にとる行動は変わります。保育そのものなのか、あの働き方なのか、担任の仕事なのか。ここを分けると、選び方が見えてきます。

何が合わなかったのかを3つに分ける

「保育士は二度とやりたくない」の中身は、人によって違います。分けて考えたいのは、保育そのもの/働き方/担任の仕事の3つです。

保育士を二度とやりたくないと思ったときに、何が合わなかったのかを3つに分ける整理。保育そのもの、あの働き方、担任の仕事のどれなのかで次にとる行動が変わる

たとえば、子どもと関わることは好きなのに、人前で話すことや行事の司会、保護者対応がつらいなら、担任としての負担が大きかった可能性があります。

そして、この3つは固定ではありません。

私は「担任はもうやりたくない」と思って離れましたが、その気持ちが変わったのは、担任の仕事がない場所で8か月働いたあとでした。

だからここでお伝えしたいのは、あなたがこの仕事に向いているかの診断ではなく、働き方を分けて考える方法のほうです。

働き方を変えて続ける

正社員以外という選択肢があります。パート、派遣、短時間勤務。

私はいまパートで働いていて、同じ保育の現場でも、正職員だったころとはずいぶん違います。

正職員として働いていた職場パートとして働いた職場
休みの取り方自分のシフトを代われる人を先に見つけてから、園長に連絡固定勤務で休みやすい。お互い様の雰囲気
有給なぜ休むのかまで軽く聞かれた理由は不要
退勤保護者を待って、お迎えのあとに話すこともあった勤務時間が終われば退勤できる
記録・保護者対応担任として全部やる担任の先生が担当する

これは私が働いた職場同士の比較です。雇用形態だけでなく、職場そのものの違いも入っています。

そのうえで、子どもの前に立つ以上、パートも正職員も同じ「先生」で差はありません。ただ、責任の重さは正職員のほうがあると、両方やってみて思います。

東京都の調査では、過去に保育士として働いた経験がある人に「復職する場合の希望条件」を聞いています。上位は勤務時間(1日)73.8%、給与等69.0%、通勤時間61.6%、勤務日数57.3%でした。雇用形態については、正規職員雇用が19.4%、パート・非常勤雇用が42.5%となっています。

出典:東京都「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」

※東京都の調査で、対象は過去に保育士として働いた経験がある人(n=2,241・複数回答)です

保育園以外で経験を生かす

保育園以外で保育士の経験を生かせる職場の一覧。学童保育、子育て支援センター、企業内保育、ベビーシッター、児童発達支援・放課後等デイサービス、保育事務

保育園以外にも、保育の経験が生きる場所はあります。学童保育、子育て支援センター、企業内保育、ベビーシッター、児童発達支援や放課後等デイサービス、保育事務。子どもと直接関わる形もあれば、事務の側から関わる形もあります。

ただし、どの職場でも保育士資格が必須というわけではありません。施設や職種によって、必要な資格も仕事の中身も変わるので、気になるところがあれば求人ごとに条件を確かめてください。

退職理由から見る転職先データ

少し古い参考データですが、福祉医療機構が保育施設を対象に行った調査があります。平成29年度に退職した人について、退職理由を複数回答で聞いたものです。

退職理由割合
転職(保育業界)33.4%
結婚30.1%
体調不良24.1%
転職(他業界)18.9%
転職(他福祉業界)10.6%

厚生労働省は、このうち転職に関する3項目(合計62.9%)を100%に換算して、保育業界53.1%、他業界30.0%、他の福祉業界16.9%と整理しています。

出典:独立行政法人福祉医療機構「平成30年度『保育人材』に関するアンケート調査の結果について」(2019年1月7日公表)/100%換算は厚生労働省「保育士の現状と主な取組」による

※平成29年度の退職者が対象・複数回答 n=827。保育施設を対象とした調査で、個々の保育士を追跡したものではありません。また、2026年9月時点で9年前のデータです

読み取れるのは、転職に関する回答のなかでは保育業界が最も大きかった、というところまでです。どんな職種に就いたのかは調査に出ていないので、私も書きません。

私自身、異業種の面接で落ちているので、その先がどうだったかは書けないんです。

「異業種転職という道もあります」と締める記事はたくさんありますし、その締め方は間違っていないと思います。ただ、私が実際に通った道ではないので、通った人のように書くことはできません。

同じ理由で、求人サービスについても「私が使ってよかった」とは書けません。保育園以外の求人を扱っているか、パートの求人を探せるか。確認できる違いだけを並べて、悩み別にどのサービスが向いているかを比べた記事にまとめています。

二度とやりたくない人のよくある質問

「二度とやりたくない」と思ったときによく検索されている疑問に答えます。

保育士資格は、辞めたあとも使えますか

保育士の資格そのものに更新はありません。辞めたあとも、資格がなくなることはないです。

ただし、保育士として働くには「保育士登録」が必要になります。すでに保育士証を持っているなら、そのまま使えます。

結婚などで氏名が変わったときや、本籍地の都道府県が変わったときだけ、保育士証の「書換え」を申請します。手続きは登録事務処理センターが受け付けています。

参考:各都道府県の保育士登録の案内ページ

ブランクがあっても、保育士に戻れますか

戻れます。私は別の時期に6年のブランクがあってから復帰しました。不安だったのは「動けるのか、足手まといにならないか」でしたが、私の場合、感覚はわりと早く戻りました。体力だけは、昔のようにいきません。6年のブランクから復帰したときに何がきつかったかも書いています。

向いていないから続けられなかったのでしょうか

向き不向きの話と、体力や環境の話は分けたほうがいいと思います。同じ「続けられなかった」でも、原因が違えば次にとる行動も変わるからです。保育士に向いていないと感じたときに、何をどう切り分けるかをタイプ別にまとめた記事もあります。

まとめ:二度とやりたくないと思ったら

「二度とやりたくない」と思ったことは、間違いではありません。

私はそう思って辞めて、そのあとの1年はうまくいっていません。何もできない時期があり、求人を見る目が曇っていて、面接で嘘をついて落ちて、少しほっとして、人に会わなくて済む仕事を選びました。

次に動くきっかけになったのは、友達の一言でした。1か月のつもりで入った託児所では、やがて「甘えちゃおうかな」と言ってもらえる関係になり、倉庫の派遣を続ける道ではなく保育を選びました。

今になって思うのは、私はタイミングとご縁に恵まれたということです。友達が声をかけてくれなければ、託児所には行っていません。ただ、当時はそんなふうに考えられませんでした。なんで自分だけこうなんだろう、とばかり思っていました。

保育士に戻ることをおすすめする記事ではありません。

私が言えるのはひとつだけです。保育そのものが合わないのか、あの働き方が合わないのか、担任の仕事が合わないのか。この3つは、離れてみないと分からないこともあります。

私は辞めた直後、「担任はもう無理」と思っていました。それが、担任をしない場所で8か月働いたあとには「担任をやってみたい」に変わっています。

だから、いま決めなくていいと思います。

そのうえで、ひとつだけ。転職するかを決める前に、今の園以外の選択肢を知っておくこともできます。パートや短時間の求人を探せるところもあれば、保育園以外の職場を扱っているところもあります。

あのころの私に足りなかったのは、写真や出社時間ではなく、働き方や職場の種類を並べて比べる材料でした。

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