「もう辞めたい。でも、どう伝えればいいのかわからない」
そんなふうに悩んでいませんか。
保育士は人手不足の園も多く、退職を言い出しにくい仕事です。
年度途中だと、なおさら迷いますよね。
「今のタイミングで言っていいのかな」「引き止められたらどうしよう」と不安になる人も多いです。
この記事では、保育士が辞めたいと思ったときに、退職をどう伝えればいいのかを中心に、流れや注意点をわかりやすくまとめました。
言いづらいときの伝え方を中心に、退職までの流れや気をつけたい注意点を順番に整理しています。
ひとりで抱えこんだまま限界になる前に、まずは退職をどう伝えるか、どんな順番で進めるかを落ち着いて確認していきましょう。
辞める前に流れを知っておこう
保育士を辞めたいと思っても、すぐにうまく動ける人ばかりではありません。
気持ちが限界に近いと、何から始めればいいのか分からなくなることもあります。
そんなときは、まず退職までの流れをざっくり知っておくと落ち着きます。
思いつきで急に進めるより、順番を整理して動いた方が話はこじれにくいです。
大まかな流れは、次のようなイメージです。
- 辞めたい理由を自分の中で整理する
- 退職したい時期を考える
- クラスのリーダーや主任など、最初に話す相手に退職の意思を伝える
- 退職日や引き継ぎについて話す
- 必要な書類や返却物を確認する
最初から全部きっちり決める必要はありません。
ただ、何も整理しないまま話し始めると、引き止められたときに気持ちが揺れやすくなります。
「もう無理」と感じているなら、その気持ちを後回しにしすぎないのが大切です。
まずは自分がいつ頃辞めたいのか、誰に最初に伝えるべきかを落ち着いて確認していきましょう。
退職は誰にどう伝える?
まずはクラスのリーダーや主任に伝える
退職したいと思ったときは、まずクラスのリーダーや学年主任など、ふだん自分に近い立場の先生に伝えるのが基本です。
園によっては主任や副園長、園長に直接伝える場合もありますが、いきなりまわりを飛ばして話すと、あとで気まずくなることがあります。
まずは、自分が相談しやすく、話を通す順番としても自然な相手に伝えるのが無難です。
言いづらいときは結論から話す
言い出しにくいときは、長く説明しようとしなくて大丈夫です。
最初は、結論を短く伝えるだけでも十分です。
たとえば、こんなふうに切り出せます。
- 退職についてご相談したいことがあります
- お話したいことがあるので、少しお時間をいただけますか
- 退職のことでご相談したく、お時間をいただきたいです
大切なのは、言いにくさをごまかして先のばしにしないこと。
最初の一言で全部うまく話そうとしなくて大丈夫です。
先に同僚へ話さない
退職のことを先に同僚へ話してしまうと、思わぬ形で話が広がることがあります。
自分ではまだ正式に伝えていないのに、まわりに知られてしまうと気まずくなりやすいです。
とくに保育の現場は人間関係が近く、話が広がりやすいです。
相談したい気持ちがあっても、まずは先に伝えるべき相手に話した方が、あとでこじれにくくなります。
不安なときほど、先にまわりへこぼしたくなるかもしれません。
でも、退職の話は最初の順番を間違えない方が進めやすいです。
退職を伝えるときの注意点
退職を伝えるときは、気まずさや申し訳なさから、必要以上に言いわけを重ねてしまう人も多いです。
でも、話し方をまちがえると、話が長引いたり、引き止められやすくなったりします。
少しでもスムーズに伝えるために、気をつけたい点が3つあります。
感情のまま一気に話しすぎない
つらかった気持ちが強いと、その場で不満や苦しかった経験を全部話したくなるかもしれません。
でも、感情のまま一気に話すと、本題がぼやけやすいです。
まずは「退職したいです」と結論を伝え、そのあとで必要なことだけ話しましょう。
また、相手を責める言い方になりそうなときほど、少し言葉を整理してから話した方が安心です。
あいまいな言い方で終わらせない
「少ししんどくて…」「今後のことを考えていて…」のように、気をつかってぼかしすぎると、退職の意思が伝わらないことがあります。
相談だと思われてしまうと、「もう少し様子を見たら?」で終わってしまいがちです。
強い言い方をする必要はありません。
ただ、辞める気持ちが決まっているなら、退職を考えていることははっきり伝えた方が話が進みやすいです。
その場で全部決めようとしない
退職日や引き継ぎ、周囲への伝え方など、その場で全部決めなければいけないわけではありません。
最初の話し合いでは、まず退職の意思を伝えることがいちばん大事です。
その場の空気に押されると、「やっぱりもう少し続けます」と言ってしまう人もいます。
でも、すぐに答えを出せないことは、その場で決めなくて大丈夫です。
落ち着いて考えたいことは、持ち帰って整理してから答えましょう。
年度途中で辞めたいときは?
年度途中で辞めたいと思うと、申し訳なさや不安が強くなりやすいです。
「今やめたら迷惑がかかるかも」「年度末まで続けるべきかな」と悩む人も多いと思います。
たしかに、保育の現場では年度の途中で人が抜けると負担が出やすいです。
でも、つらさをがまんし続けて体調までくずしてしまうと、もっと苦しくなります。
まず大切なのは、無理を続ける前に今の自分の状態を見ることです。
まず就業規則を確認する
年度途中で辞めたいときは、まず園の就業規則を確認しておきましょう。
退職を伝える期限が決まっている園もあるので、先に見ておくと動きやすくなります。
ただ、就業規則に書いてあるからといって、どんな状態でも無理を続けなければいけないわけではありません。
体調や心の負担が大きいときは、形式だけに引っぱられすぎないことも大切です。
体調や心の限界を後回しにしない
「年度末までがんばればいい」と思っていても、その間に気持ちが限界になる可能性もあります。
朝になると強い不安が出る、仕事のことを考えるだけで涙が出る、眠れない日が続く。
そんな状態なら、無理を重ねない方がいいです。
保育士は責任感が強い人ほど、自分を後回しにしがちです。
でも、自分がつぶれてしまったら元も子もありません。
つらさが強いときは、「まだがんばれるか」ではなく、「このまま続けて大丈夫か」で考えてみてください。
引き止められてもひとりで抱えない
年度途中の退職は、園から引き止められることもあります。
人手不足の園ほど、「今は困る」「せめて年度末まで」と言われやすいです。
でも、そこで気持ちが揺れてしまうと、また苦しい状態に戻ってしまうかも。
自分ひとりで抱えきれないときは、家族や信頼できる人に相談しながら進めることも大切です。
退職は迷惑をかけない形だけを考えて決めるものではありません。
自分の心や体を守るのも、同じくらい大事です。
退職理由は短く簡潔に
退職理由を聞かれると、どこまで話せばいいのか迷いますよね。
でもここで大事なのは、全部を正直に細かく話すことではありません。
相手に必要な範囲で、短く簡潔に伝える方が話は進みやすいです。
たとえば、人間関係のしんどさや園のやり方への不満があったとしても、その場で全部をぶつけると話がこじれやすくなります。
言いたいことがたくさんあっても、退職の場では理由を広げすぎない方が無難です。
実際には、
- 一身上の都合で退職を考えています
- 家庭の事情で退職したいと考えています
- 体調面もあり、退職を考えています
このくらいの伝え方でも十分です。
退職理由は、相手を納得させるために長く説明するものではありません。
辞める意思が伝わる方が大切です。
話しすぎると気持ちがぶれたり、話がそれたりしやすくなります。
まずは短く簡潔に伝えるという点を意識しておきましょう。
無理を続ける前に準備しよう
保育士の退職は、言いづらさが大きいぶん、気持ちだけで動くのも、がまんし続けるのもつらいものです。
だからこそ勢いで伝えるのではなく、順番を整理しながら少しずつ準備するのが大切です。
まずは、いつ頃辞めたいのかを考えて、クラスのリーダーや主任など、最初に話す相手を決めておきましょう。
そのうえで、退職の意思はできるだけ短く、はっきり伝える方が話が進みやすいです。
もし年度途中で迷っているなら、まわりへの申し訳なさだけで無理を続けないでください。
心や体が限界に近いなら、自分を守ることを後回しにしない方がいいです。
辞めることは、逃げではありません。
今の働き方を見直すきっかけになる場合もあります。
ひとりで抱えこんで動けなくなる前に、まずは退職までの流れを整理して、小さく準備を始めていきましょう。

