新卒で入った幼稚園で、私は園長から毎日のように怒鳴られ、出勤前に過呼吸を起こすようになりました。
結論から言うと、その職場は辞めて正解でした。
この記事では、私がどんなパワハラを受けて、どこで限界になり、どう退職したのかをそのまま書きます。
新卒で入った幼稚園で、退職するまでに起きたこと

就職前に感じた面接での違和感
就職した私立幼稚園は、面接の時点ですでにおかしな職場でした。
宗教の有無や家族の職業を聞かれ、面接中には園長夫婦が口論を始めたのです。
当時の私は違和感をうまく言葉にできませんでしたが、今思えば、入る前から異常でした。
今振り返ると、宗教や家族の職業を面接で聞くのは適切とは言えません。
厚生労働省も、宗教や家族構成など本人の適性と関係ない事項を採用選考で尋ねることは、就職差別につながるおそれがあると示しています。
当時そこに気づけていれば、内定を断る選択もあったのかもしれません。
園長からのパワハラでパニック障害と診断される
卒業前の2月、研修が始まった頃から、私はすでに息苦しさを感じていました。
周りの友達が遊び回る中、私だけ黒髪にスーツで、朝6時には家を出る毎日。
働き始める前から、どこかおかしいと感じる場面がいくつもありました。
- 研修期間はスーツで出勤しなくてはならない
- 髪の毛は黒か茶色のゴムで結ぶこと
- 化粧をしてはいけない
- 電話は奪い合ってでも新人が出ること
- 新人が毎朝1番に出勤して掃除を済ませておくこと
- 帰りは必ず全員そろって退勤する
- 園内にカメラがあって監視されている
(縄跳びで子供たちと遊んでいたら、危ないと怒られました)
今振り返ると、かなり異常な職場でした。
とにかくいつも監視されている感じがあって、事あるごとに注意される毎日。
そんな中でも同期と励ましあいながらなんとか頑張っていたのですが、園長が運転する園バスの添乗を1年間担当することに決定したのです。
私が就職した幼稚園では、バス担当は新人が1年間朝と帰りずっと添乗するという決まり。
毎日運転手の園長から怒鳴られ、子どもたちの前でも怒鳴られ、5分前に言われたことをそのままやると何やってんだと怒鳴られ・・・
ある日の帰りのバス添乗を終えたあと、先輩が声を掛けてくれました。
その瞬間、ずっと我慢していた涙があふれ、過呼吸を起こしてしまいました。
そこに現れた園長は、「なんだ!?泣いてるのか!?」とまた怒り、それに対して副園長が「病気よ。」と言い放った時のことは忘れられません。
その言葉を聞いて、私はとても責められているように感じました。
それでも職場で泣いてしまったことが恥ずかしくもあり、先輩にも同期にも「大丈夫です。泣いてしまってすみません!」なんて答えた自分を抱きしめてあげたい。
次の日も出勤はしました。
笑顔で明るく振舞い、怒られても反論もせず健気に頑張っていたのですが、次の日の朝お弁当を作っているときに突然涙が溢れてきて過呼吸になり、こう思ったのです。
「あぁ、もう限界だ。」
その日から一度も出勤はできませんでした。出勤しなきゃと考えると過呼吸になってしまうのです。
一回だけ副園長が会いに来ましたが、「病気だなんて聞いてなかったから・・・」という言葉を残していきました。
多分“病気だと分かっていたら採用しなかったのに。”と言いたかったのだと思います。
この頃の私は、ふとした瞬間に涙が出て、過呼吸を起こし、人混みや電車のような閉鎖された空間も怖くなっていました。
その後、私はパニック障害と診断されました。
心療内科の先生に言われたのは、「退職したらきっとすぐ治るよ。」という言葉です。
実際、退職してから少しずつ元気を取り戻していきました。
死なないとわかっていても、過呼吸で苦しくなることも周りに迷惑をかけることもつらかったです。
退職した方法
私は職場に行けなかったので、診断書と退職届を郵送して辞めました。
一般的には非常識に見えるかもしれませんが、当時の私にはそれしかできませんでした。
本来なら直接伝えるべきだったと思います。
それでも当時の私は、職場を思い浮かべるだけで行けなくなるほど追い詰められていました。
退職の手続きはできても、気持ちはまったく落ち着いていませんでした。
誰かに相談する余裕もなく、まずは職場から離れることで精一杯だったのです。
園長のパワハラで限界だった私が、相談より先にやったこと
当時の私は、誰に相談すればいいか冷静に考えられる状態ではありませんでした。
まず必要だったのは、職場から離れ、心療内科を受診すること。
いま相談先や証拠の残し方まで整理したいなら、保育士がパワハラを相談できる窓口まとめも先に読んでおくと動きやすいです。
園長のパワハラは限界まで我慢しなくていい
私の場合、限界まで我慢しても状況は変わらず、退職することでしか抜け出せませんでした。
園長の威圧的な態度や、同僚や子どもたちの前での罵倒が続き、私はある日突然、出勤できなくなりました。
ここまで読んで、「自分はまだそこまでではないかも」と思ったなら、それはそれでいいと思います。
でも、出勤前に涙が出る、動悸がする、職場を考えるだけで体が固まるなら、もう無視しない方がいいです。
私は数週間で出勤できなくなりました。そこまで壊れる前に、誰かに話す、受診する、辞める準備をする。そのどれかを先に始めた方が楽です。
私は、数週間で退職したことを後悔していません。
あの職場を辞めたからこそ、働く場所は一つではないと知れました。
すぐに転職すると決めていなくても、登録先や選び方を先に知っておくだけで気持ちはかなり違います。
次の職場も少し気になっているなら、保育士が転職するときに登録しておきたい転職サイトを一度見ておくのもありです。

