保育園や幼稚園でパワハラを受けているなら、まずは一人で抱え込まないでください。
相談先は、身近な信頼できる人、職場外の公的窓口、法律の相談先の3つに分けて考えると整理しやすいです。
この記事では、無料で相談できる窓口と、相談前に整理しておきたいことをまとめます。
保育士がパワハラを相談できる先
パワハラかもしれないと感じたら、まずは一人で抱え込まないことが大切です。
相談先によって役割が違うので、自分の状況に合う相手を選びましょう。
まずは身近な信頼できる人に話す
身近な家族・友人・恋人でもいいです。とにかく誰かに話を聞いてもらい、客観的な意見をもらいましょう。
というのも、長いこと被害を受けていると感覚がマヒしてしまい、判断がしにくくなっている可能性があるからです。ずっと我慢をしてきた人はとくに、親しい人に話を聞いてもらうことから始めましょう。
職場内で相談できるケース
加害者が同僚や主任なら、園長や法人本部に相談できる場合があります。
ただし、加害者が園長本人なら、職場内だけで解決しようとしない方が安全です。
園長が加害者のときの相談先
園長本人が加害者なら、園の中だけで解決しようとしない方が安全です。
園長に直接訴えても握りつぶされたり、さらに立場が悪くなったりすることがあります。
まず考えたいのは、園を運営している法人本部や外部の相談窓口です。
私立園なら学校法人や社会福祉法人、本部の事務局などに相談できる場合があります。
公立園なら自治体の担当部署や労働相談窓口につなげられることもあります。
すでに強い恐怖を感じていて、園の人と話すだけでも苦しいなら、最初から外部の窓口を使って大丈夫です。
一人で抱えたまま園長本人に向き合う必要はありません。
相談するときは、いつ・どこで・何を言われたかをメモにしておくと、状況が伝わりやすくなります。
無料で相談できる公的窓口
保育士専門ではないものの、職場でのハラスメントやいじめを相談できる公的窓口があります。
どれも無料で使え、匿名で相談できる窓口もあります。
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどの悩みに対応してくれる。
面談・電話での相談が可能
受けた行為がハラスメントに該当するかの判断はできないが、匿名での相談が可能で、電話・SNS・メールが使えるので気軽に話を聞いてもらえる。
どんな悩みも聞いてくれる。
電話・FAX・チャット・SNSによる相談に対応
差別や虐待、ハラスメントなど、様々な人権問題について受け付ける相談電話
相談する前に整理しておきたいこと
相談したいと思っても、気持ちが限界に近いと、何から話せばいいのか分からなくなることがあります。
実際、私もつらさが大きくなるほど頭の中が整理できなくなりました。
だからこそ、相談する前に最低限のことだけでもメモしておくと動きやすくなります。
たとえば、整理しておきたいのは次のようなことです。
・誰から、どんな言動を受けたのか
・いつ、どこで起きたのか
・それが何回くらい続いているのか
・LINEやメール、録音、メモなど残っているものはあるか
・体調の変化や通院の有無
きれいにまとめる必要はありません。
箇条書きでも、時系列が多少バラバラでも大丈夫です。
自分の中で起きていることを外に出すだけでも、相談先で話しやすくなります。
もし「これは本当にパワハラなのかな」と迷っていても、その段階で相談して問題ありません。
はっきり決めてから動くのではなく、迷っている時点で外に聞く方が早いです。
パワハラを訴えたいときの相談先と証拠
つらく苦しい思いを強いられてきたなら、相手にも責任を取ってほしいと思うのは自然なことです。
実際に訴えたいと考えるなら、まずは法テラスのような法律相談窓口で、法的に動ける内容かどうかを確認してみてください。
法テラスは、法的トラブルについて無料で相談先を案内してくれる公的な窓口です。
ただし、訴えるかどうかを考えるなら、相談先を知るだけでなく、証拠を残しておくことも重要です。
たとえば、暴言や威圧的な発言の録音、日時や場所を入れたメモ、LINEやメール、診断書などは判断材料になりやすいです。
記録を残す方法に迷うときは、法テラスや労働相談窓口で先に相談しておくと安心です。
訴えるには時間も気力も必要です。
つらい記憶を何度も思い出す場面もあるので、手元にどれくらい証拠があるか、自分の心身がどこまで耐えられるかを見ながら判断した方がいいと思います。
すでに消耗が強いなら、無理に戦おうとせず、まずは職場から離れることを優先してもいいと思います。
限界になる前に、相談先だけでも確認しておく
ここまで読んで、「自分のケースが本当にパワハラなのかまだ判断しきれない」と感じている人もいると思います。
そんなときは、一人で結論を出そうとせず、まずは相談先だけでも確認しておいてください。
身近な信頼できる人、職場外の公的窓口、法律の相談先。この3つを知っておくだけでも動きやすくなります。
訴えるかどうかは、手元にどれくらい証拠があるか、自分の心身がどこまで耐えられるかで判断が分かれます。
すでに消耗が強いなら、無理に戦おうとせず、まず職場から離れることを優先してもいいと思います。
保育園・幼稚園・こども園は一つではありません。
今の園で傷つき続けるより、相談先を確保したうえで、次の働き方を考える方が楽になることもあります。

